朝の番組で「ギフテッド」という、あまり聞き慣れない言葉を耳にした。
ギフテッドとは、「一般的な人々と比較して先天的に顕著に高い知性や精神性、共感的理解、洞察力、独創性、優れた記憶力を持つ、IQ130以上の知能を持つ人々のこと」をいう。
神から与えられた言わば「天賦の資質」という表現もある。
加えて、世間での「成功を収める収めない」は定義上関係ないらしい。
同調圧力の文化が主流なここ日本では、そんな自分をあえて目立たせないようにする人たちが多い。
そんな中、逆にその才能を伸ばす取り組み「ギフテッド教育」なるものも存在するようだ。
しかし、これらの話を聞いて、何か感じたことはないだろうか?
そう、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などの、いわゆる「発達障害」の人々のことである。「発達障害」の中にも特異な才能を持つ人が多いからだ。
特に発明家、小説家や脚本家などの文筆業、画家や音楽家、書道家等のアーティスティックな分野ではそうだと言える。
最近は芸能人からのカミングアウトも増えている。
しかし、どうやら「ギフテッド」と「発達障害」は、学術的・医学的にも「似て非なる」解釈のようだ。
他に思い浮かんだのは「HSC(ハイリーセンシティブチャイルド)、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)」の存在である。
高い知能と共感的理解、深い洞察力などの豊かな精神性をもつところが、この「ギフテッド」と似ているのではないかと思ったのだ。
ギフテッド、発達障害、HSC、HSP・・・これらの特徴について、円を描けばどこかが重なる。
実際、各々がどのカテゴリーに属するのか、より専門的な検査を受けてみないとハッキリは分からないのだろう。
だが、間違いなく言えることは・・・
その特性特徴を「強み」と捉えること。
「できないこと」ではなく「できること」にフォーカシングすること。
ただそれだけでいい。
シンプルな思考で。
ポジティブに。