「行動する」ということ

世の中には、同じ「行動する」にも、

①自分から考えて行動を起こす人

②何か言われたり発生した物事に対して行動を起こす人

に分かれる。

ちなみに私は、②の「何か言われたり発生した物事に対して行動を起こす人」の方があてはまっているようだ。

①の”自分から考えて行動を起こす人”は「プロアクティブ」と呼ばれる。

一方、

②の”何か発生した物事に対して行動を起こす人”は「リアクティブ」と呼ばれる。

例えば、仕事や趣味などの仲間同士で「親睦を深めた方が円滑な関係性になる。その場にいることが楽しくなるようにしたい」といった状況があるとする。  

 

プロアクティブな人は、

・「親睦会をしたいなあ」と思う。

・企画を立てる。

・日程を調整し、お店を予約する。

・チラシなどを作成する。

・希望者を募る。

・当日の準備をする。

・幹事役として、皆に配慮する。

 

リアクティブな人は、

・「親睦会をしたいなあ」と思う。

・でも色々考えると、忙しいのに企画を立て、日程調整をしたり予約を取ったり チラシを作成したり「面倒だ」と思う。

・「誰かやってくれないかなあ」と思っていたら、企画している同僚や友達がいる ことを知る。

・「よし、それに乗っかろう」と思い、ようやく重い腰を上げる。

 

さて、あなたはどちらのタイプだろうか?

 

ではここでひとつ聞いてみたい。

手間がかかり、失敗が多いのは果たしてどちらのタイプか?

 

そう 「プロアクティブ」の方である。

 

では・・・・・・

人生がより充実しているのはどちら方なのであろう?

 

さて、どちらなのだろうか?

 

そうである。 これも「プロアクティブ」の方なのである。

 

例えば、

・学校生活がつまらない。

・職場と家の往復で友人や恋人ができない。出会うきっかけがない。

といった人は多いと思う。

その状況で何も行動を起こさなければどうなるか?

 

そうだ そのままだ。

 

何も変わらない。

 

では、

どこかお店の常連になったり、

新たな趣味の場へ通うようにしたり、

自ら友達に声をかけご飯に誘うような、

そんな行動を起こしてみたらどうだろう?

 

確かに お店ではすぐに顔を覚えてもらえないかもしれない。

好きな趣味で教室に通ったのだが、先生や他の人たちと相性が悪く、行くのが嫌になるかもしれない。

自分から何人かにご飯に誘うも、皆に断られ 人が集まらないかもしれない。

もっとこうやった方が会社全体の利益になる と分かっているのに、しがらみや既存のやり方にとらわれ、何もアクションを起こす人が いない。

たとえアイデアを提案しても、すぐに却下されるかもしれない。

誰も賛同してくれないかもしれない。

誰も協力してくれないかもしれない。

このようなことは普通にあるかもしれない。

 

しかしだ 。すっとこのようなことが続くとも考えられない。

店や趣味の場はいくらでも存在するので、変えることもできる。

友人も、たまたま都合が悪かっただけかもしれない。

会社への提案も、試行錯誤して練り直し、何度も提案していくと、いずれ賛同してくれる人が現れ、上司も納得するかもしれない。

こういう経験を積んでいくと、対応力も変わり、選択肢が増え、柔軟に考えられるようになる。

こういう過程を経て、いつしか心地よい楽しい状況になった時、その充実感は何倍にも膨れ上がるのではないだろうか。

ちなみにだが、最近この「プロアクティブ」を描いていると思えるドラマがある。

それは日テレで現在放映中の「ファーストペンギン」だ。

女優の奈緒さんがシングルマザーの立場で、なかなか利益が上がらない、人が安定しない漁港を、いろんなアイデアで立て直すストーリーなのだが、

これが何というか朝ドラの発展版のような感じで、爽快で前向きで、何とも視聴後の心地良さがある(どうやら実在のモデルがいるようだ)。

「ファーストペンギン」とはペンギンの群の中から最初に海に飛び込むペンギンなのだが、敵がいる可能性があるリスクを背負いながらも、自らの考えに沿って、果敢に行動を起こす姿がまさに「プロアクティブ」であると私は感じている。 

現在の私は「リアクティブ」 。

急には自分を変えることはできない。

しかし、少しずつでも「プロアクティブ」近づけることはできるはず。

人生を充実したものにしたい 。

皆もそうであってほしい。

ポジティブシンキングで 。