「バタフライ効果」と日常

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「バタフライ効果」という言葉を聞いたことはあるだろうか?

これは、気象学者のエドワード・ローレンツ氏が1972年に行った講演、『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす』から由来している。

この趣旨としてはこうだ。

「蝶の羽ばたきは、将来的にそこから離れた場所でトルネードを引き起こす要因になるかもしれない。

だが、どれだけ計測精度を上げたところで、天候というものは様々な要素が複雑に絡まっている為、予測は不可能である」

ということ。

同時に

「非常に小さな力(現象)が、最終的には予想もしていなかったような大きな力(現象)につながる」

ということも証明している。

日本で言う、「風が吹けば桶屋が儲かる」の意味とも似ている。

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これらのことは我々が淡々と過ごしている日常にもあてはまる。

例えば、長年つきあった彼氏彼女、夫婦、同僚や上司部下の関係性において。

お互いに気になることがあるのに、「些細なことだから」と放置していたことが蓄積し、

やがて互いの関係性が、修復不可能なレベルまで破綻する一大事になることがある。

逆に、深い関係性ではなかったり忌み嫌い合っていた関係性であったとしても、

日々の小さな声かけや相手のことを思いやる行動を少しずつ積み重ねていけば、

最終的に「強固な」信頼関係にまで発展することもあるだろう。

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例えば、日々の小さな取り組みについて。

「政治家になって、世の中の仕組みを変えたい」

「女優になって、映画やドラマに出たい」

「オリンピックで金メダルをとりたい」

「科学者になり、そもそもの世の中の概念を変えたい」

「ダンスの大会で世界一になりたい」

しかし、今の自分がいくら頑張ったところで、そんな将来は”到底”見えてこない。

そうだろうな。

ここに挙げた内容は一部の人間しかなし得ないことだから。

しかし「今後が」「将来が」どうなるかなんて”誰にも予測”できない。

この【バタフライ効果】によれば、

どうやら日々の”小さな小さな積み重ね(現象)”が、良くも悪くも将来に大きく影響することになるらしい。

日々の小さなこと、些細なことを味方につけよう。

それらは全て、己の日々の意識と行動次第。

小さな旋風から、トルネードを巻き起こそう。

以上