偶然を作り出すことの重要性

皆さんは「セレンディピティ」という言葉をご存知であろうか。

「セレンディピティ」とは、18世紀のイギリスの政治家であり小説家のホレス・ウォルポールによる造語と言われている。

ではセレンディピティの語源とは? どんな意味なのか?

ホレスは、3人の王子たちが優れた能力や才気によって有益なものを偶然に発見するスリランカの童話「セレンディップの3人の王子たち」を読んで「セレンディピティ」という言葉を作った。これが語源である。

つまり、「偶然をきっかけに予想外のものを発見し、価値を見出し、幸運を掴み取ること」を意味している。

幸運をつかみとることができるというのなら、セレンディピティが重要なのは誰にも理解できる。しかし大事になのは、そこに至るきっかけ、つまり「偶然性」いかに作り出すかであると私は考える。

例えばだが、ある本が欲しかったとしよう。

本の購入の仕方としては、「ネット通販」「書店に行く」の方法がある。

ネット通販では欲しいものを検索し、数日待てば確実に手元に届くだろう。

一方、書店ではどうか? 車や電車で時間をかけて移動し、書店の中を探し回ったり、店員に尋ねたり……。すぐに見つかれば良いが、まあ時間がかかったり、挙げ句の果てには品切れで「お取り寄せ」とう方法をとる事態も考えられる。過去に私もそんな経験をしたことがあった。

しかしだ。「せっかく来たのだから」と目についた気になった本をふと手に取ってみる。そうすると、自分が探していた本の内容をまた別の角度から述べているもの、また、全く別のジャンルだがとても興味深いことを述べているものをが発見できたこともまた事実である。

つまり「あえて時間をかけて書店に行く」という行動が、自分が想定していなかった素晴らしい本を発見する偶然性を作り出すきっかけになったわけである。

ここでもっと大事なことを述べておきたい。

仮に自分の想定していたものに出会ったとしても、それをする決してスルーせず、「価値のあるものかもしれない」という意識をもち一度触れてみることだ。それがあって初めて「価値のあるものに出会う」ことになる。

誤解なきよう補足しておくが、ネット通販で購入することがダメであるわけではない。通販は通販で「欲しいものを確実に購入できる」という最大のメリットがあるわけで、あくまでその時の状況や気分で使いわけるのが一番だと思える。このコロナ禍ではより一層メリットを感じている人も多いだろう。

以上、本の購入の例を用いたが、もちろん「人」にも当てはまる。皆さん、研修やパーティー、旅行などもそうであるが、目当ての人ではなく、それ以外の人(他の業界の人)と意気投合したような経験はないだろうか?

ここでも繰り返しになるが、出会うだけではなく、「この人は自分にとってプラスになる人ではないだろうか?」という意識のもと、勇気をもって積極的に会話してみることである。もし、その人が自分の人生にとって影響力のある人であれば、かけがえのない宝を発見したことになる。

今コロナウイスルはまだまだ猛威を振るっている。

しかし、いつか出口が見えてくる。

また以前のような自由な社会になった際には、

①目的をもって外出してみて、あえて偶然性のきっかけを作る。

②目的とは異なるもの(人)であっても積極的にアプローチする。

③それが自分にとって価値のあるもの(人)かどうかを意識する。

この3つを実行し、ポジティブな思考を持ち、是非とも幸運をつかんでいただきたい。

「情けは人の為ならず」は本当なのか?

皆さん一度は「情けは人の為ならず」という格言を聞いたことがあるだろう。

ちなみにだか、これは「情けをかけるのは他人の為ではない。自分の為である」との意味になる。

では、他人に情けをかけることが本当に自分の為になるのだろうか?

私は「なる」と考えるし、もっと言えば、どんどん実行すべきである。

なぜなら理論的にも充分にあり得ることだからだ。

昔、「ペイ・フォワード」という子どもが主人公の映画を観たことがあった。

簡単に説明すると、

「もし自分の手で世の中を変えるならどうするか?」との教師の質問に、生徒の子どもは「自分が受けた善意を、その人とは別の3人にも送っていく」というあらすじだ。

この理論を実行したら果たしてどうなるか?

例えば、これを車の車線合流に置き換えてみよう。なかなか間に入れてくれない状態が続くことはよくあることだが、必ず前を空けてくれる車もいる。

そしたら入れてもらった方は、一応ハザードなど等で感謝の意を示すが、これでは終わらない。

後日、合流しづらそうな車を目の当たりにした時、「前に自分も入れてもらったしな」とスムーズに前に入れる行為に及ぶ。

そして、また入れてもらった人が、後日同じような場面で他の車を入れてあげる。

そもそも最初に車線に入れてもらった本人も、そのもっと前に自分が車線に入れてあげたことがあって、それが回り回ってきたのかもしれない。

今回の例は、ドライバーの日常であったが、この理論はあらゆる善意の場面に当てはまるはず。

つまり、人から受けた善意は、また日常のどこかの場面で何名かの誰かにお返しをすることで、またいつか自分が困った時に返ってくるということなのだ。

「情けは人の為ならず」という格言が後世に語り継がれているのも、無意識にこの理論を皆が信じているからではないか?

善意を善意で先に送っていくことにより、自分の人生がより豊かで充実したものになる。そんな人が増えたら世の中が変わる。そしたらその世の中に存在する自分の幸福度もまたアップする。

ポジティブな思考や動き次第で何かが変わる。

お金持ちの考え方

突然だが、皆さんは今の収入に満足しているだろうか?

正直私は満足していない。日本の所得格差は広がる一方で、「なんて理不尽な世の中なんだ」と嘆く人も少なくないだろう。

特に今はコロナの影響で、飲食店や旅行会社等が大打撃を受けている状況である。満足しているいないというより、むしろ「何とか食べていくだけでやっと」という人が大多数なのかもしれない。

しかし、こんな世の中でもいわゆる「お金持ち」という人が一定数存在するわけで…。

ちなみにだが、厚生労働省の国民生活基礎調査では、年収が1000万円以上の世帯数は「国民の約12%」と発表している。つまり約12世帯に1世帯の割合となるが、これを多いと感じるか少ないと感じるかは個人差もあるだろう。

しかし一般的には、やはり羨ましかったり、妬ましかったり、様々な感情が湧いてくるのではないか?

では、一体お金持ちはどうやってお金持ちになったのか?

私は以前、ニュース番組で以下のような調査結果を聞いたことがある。

①年収1000万円未満の人に、「年収1000万円の人はなぜ年収1000万円以上稼ぐことができたのか?」と理由を尋ねると「運が良かったからではないか?」の意見が大多数。

②一方、年収1000万円以上の人に、「なぜ年収1000万円も稼ぐことができたのか?」と尋ねると、「運を引き寄せたから」「その運をつかんだから」の意見が大多数。

この①②の違いはどういうことか?私の考えはこうだ。

①は受動的、②は能動的。

じっと待っていてもビジネスチャンスは生まれない。しかし、自らトライアンドエラーを繰り返し、それを積極的に発信している人、つまり成功しお金持ちになろうと努力している人には、必ず「協力者が現れる」ということだ。

また、日常の些細なことに対しても、違った角度から見れるようになり、それをビジネスチャンスと捉えるようになる。ニトリやカインズホームなどのアイデア商品は、まさにその視点から生まれたアイデア商品と言えよう。

加えて、一般家庭等の空きの駐車場を上手く利用した会社「Akippa」、印刷工場の工程の空き時間を上手くつなぎ合わせた会社「ラクスル」は、本当にニッチなところに目をつけたと感心せざるを得ない。

お金持ちになるには、一朝一夕とはいかない。だが思考を変えることで、その可能性は高まっていく。

世の中が混沌としている今を悲観的に捉えるのではなく、ぜひともポジティブに物事を捉えていただきたい。

ハゲの概念

世の中、男女問わず髪の毛が薄い人多い人さまざまである。

先日、電車に立っていた中年男性の頭髪を見て色々考えさせられた。

では、いわゆる”ハゲ”とはどのような状態を言うのだろうか?

丸坊主は「スキンヘッド」、毛量が少ないのは「薄毛」。諸説あるが、私がある美容師に聞いた内容では「地毛で頭皮を覆い隠せる状態はハゲとは言わない」だ。

その逆、つまり「地毛で頭皮を覆い隠せなくなった状態」がいわゆる”ハゲ”であると。

ハゲの要因としては、遺伝的なもの、ストレス過多、病気などがあげられるが、仮に残りの毛髪ではどうにもならなくても、医学的な治療、植毛、ウイッグ装着と、改善策や見せ方の工夫も多く存在する。

結局私は何が言いたかったのか?

それは2つある。

1つ目は、”安易に相手にハゲと誹謗中傷すべきではない”ということ。

2つ目は、”ハゲてるのかも?と思っても決してネガティブになる必要はない”ということだ。

今のところ私は大丈夫だか、万人にその可能性はあるわけで。

深刻に悩んでいる人へ。このブログを読むことで、少しでもポジティブになっていただきたい。

アイメッセージ

まだまだコロナ問題は継続であり、ストレスフルな生活を送っている人は少なくないだろう。

いつもならスルーできるはずの些細なことに対しても、余計なことと分かりつつ相手にあたってしまうこともしばしば。

「遅れるなら連絡くらいできたでしょう!」

「10分遅れただけじゃないか!これでも急いで仕事を終わらせてきたんだ!」

こうなったら売り言葉に買い言葉、悪化する一方だ。

しかし、こう言えばどうなっていたか?

「いつもあなたは待ちあわせに遅れたことなかったから、私、かなり心配しちゃった。次から遅れる時は連絡ちょうだいね。その方が安心できるから」

どうだろうか?これなら言われた方も申し訳ないという気持ちが芽生え、改善の方向にいくのではないか?

「あなたが、悪い」これはユー(YOU)メッセージであり、

「私がしんどい、不安」これがアイ(I)メッセージである。

ちょっとしたやりとりでも思考をポジティブにしていただきたい。

 

空間補完効果

ワクチン接種が始まり出したが、世間ではまだまだコロナ問題は終息していない。

それに伴い、ある現象が発生している。

それは「美男美女が急激に増えた」ことだ。

厳密に言えば「美男美女に見える人が増えた」ということなのだが。

果たして皆さんにはその認識がどこまであるだろう?

ちなみに人間には見えない部分を都合よく想像してしまうところがあり、それを「空間補完効果」という。

確かに、顔のパーツは他にも鼻や口元や輪郭があるわけで、目元だけでは情報量が少なすぎる。

また、顔の印象とは、いかにトータルバランスであるかを証明しているとも言える。

近い将来、またマスクにそれほど頼らない生活が待っているはず。

入学後や入社後、かなり期間が経過しているにも関わらず、まだはっきり顔を見ていない方々、マスクをとった時は改めて挨拶をしよう。

余談であるが、見た目に惑わされず、是非中身も重視していただきたい。